2025年6月16日(月) : 【築浅なのに売り出し中?】5年以内の中古住宅を買う前に知っておきたい「売却理由」の話
- (2025年6月16日(月) 午前11時21分28秒 更新)
【築浅なのに売り出し中?】5年以内の中古住宅を買う前に知っておきたい「売却理由」の話
新築のような外観と内装。
それでいて価格は新築よりも控えめ。
最近は「築浅(築5年以内)」の中古住宅に注目が集まっています。
ただ、買主さんからよくいただくのがこんな疑問。
「こんなに築年数が浅いのに、どうして売るんだろう?」
実は、この“売却理由”には、ちょっとデリケートな事情が関わっていることもあるのです。
築浅の中古住宅、意外と多い「離婚」「転勤」「親の介護」
築3年~5年以内で売却されている中古住宅には、以下のようなケースがよくあります。
離婚や別居などの家族構成の変化
会社の異動や転勤などによる引越し
親の介護のために地元に戻るケース
思ったより住宅ローンが負担だったための売却
特に多いのが、離婚や別居といったライフスタイルの変化による売却です。
「築浅なのに売りに出されている」という背景には、こうした“人生の転機”があることが少なくありません。
若いご夫婦の購入時に大切な“心理的な安心感”
買主さんが20代~30代のご夫婦の場合、こうした事情が「気になってしまう」という方も多いもの。
たとえば…
「縁起がよくないと聞いたことがある」
「住み始めてから気持ちがモヤモヤしそう」
「もしも自分たちも同じようになったら…と不安になる」
気にしすぎなくてもいいかもしれませんが、「気になることを曖昧なまま」にしてしまうと、購入後に後悔することにもつながりかねません。
売主に売却理由を確認するのは、まったく失礼ではありません
不動産会社を通じて、「売却理由は何ですか?」と確認するのはごく自然なことです。
これは“心理的瑕疵(しんりてきかし)”とも言われるように、買主にとって重要な判断材料です。
例えば、事故物件であれば「告知義務」がありますが、離婚や家族構成の変化といった事情には、法律上の告知義務はありません。
しかし、買主としては、そういった事情も事前に知っておきたいというのが本音ではないでしょうか。
だからこそ、遠慮せずに聞いてみる。
そして「納得できる」まで話を聞くことが、安心して暮らすための第一歩です。
築浅中古住宅は“お得”な物件。でも理由確認はお忘れなく
築5年以内の中古住宅は、住宅設備も新しく、断熱性能や耐震性能も高水準で、コストパフォーマンスの良い選択肢です。
しかしその反面、「なぜそんなに早く手放したのか?」という視点を持っておくことも大切です。
物件の見た目や価格だけでなく、**“その家の背景”**も知ることが、後悔のない不動産購入につながります。
もし売却理由が気になる場合は、私たちのような地元密着の不動産会社にお気軽にお尋ねください。
その物件の背景や、売主さんとのやりとりも含めて、できるかぎり丁寧にお伝えいたします。
「築浅=安心」ではなく、「築浅+納得できる理由」で選ぶのが、賢い家探しのコツです。