2025年7月12日(土) : 「えっ、審査って“実行金利”と違うの?住宅ローンの落とし穴」
- (2025年7月12日(土) 午後1時20分14秒 更新)
「えっ、審査って“実行金利”と違うの?住宅ローンの落とし穴」
「変動金利、今は低いし安心かな」
そんな風に思っていませんか?
たしかに、現在の住宅ローン金利(変動)は過去最低水準あたりをウロウロ。
でも、実際に借りられるかどうかを決める“審査”で使われる金利は、まったく別の数字が使われているんです。
◆ 実行金利と審査金利は違うもの
変動金利で住宅ローンを申し込んだ場合、実際に適用される金利(実行金利)はたとえば「年0.475%」など、かなり低めの数字が提示されることが多いです。
でも、金融機関が審査で使う金利(審査金利)は、それよりも高い金利が使われます。
理由は、「金利が将来上がるかもしれないリスク」を見込んでいるからです。
◆ 審査金利の目安は“10年固定金利”
特に千葉県内の地銀・信用金庫などでは、10年固定金利が、審査金利の目安になっているケースが多いと言われています。
つまり――
✅ 10年固定金利が上がると
✅ その金利をもとに計算する「返済能力」もシビアになり
✅ 借り入れ可能額が減ってしまう可能性があるということです。
◆ 「今は借りられると思っていたのに…」とならないために
「変動金利が安い=たくさん借りられる」と思っていると、審査金利でNGになるケースもあります。
たとえば、10年固定金利が1.4%から1.8%に上がっただけでも、借り入れ可能額が100万円単位で変わることも。
まとめ
住宅ローンを考えるときは、「今の金利」だけで判断しないことがとても大切です。
特に、借入額ギリギリで計画している方は、「審査金利」や「金利動向」にも目を向けてみましょう。
当社では、千葉県内の金融機関の動向をもとに、審査通過の可能性や借入額の目安も一緒にシミュレーションできます。
融資は、実行時の金利となる点もお忘れなく!
買ってから建築する物件などの場合は特に注意しましょう。
一言添えて
「この物件、買えるかも…?」
そう思ったときこそ、住宅ローンの基本を知っておくと安心です。
お気軽にご相談くださいね。