こんにちは。
「せつめいより、おしゃべりが得意な不動産屋」、角田です。

今日は、家探し中の方に「ちょっと意外」な話をひとつ。

雨漏りって聞くと、「屋根の上から水がポタポタ…」というイメージ、ありますよね？
私も若い頃はそう思っていました。
でも、実は「台風の雨」は、その常識が通じません。

台風の雨は、"上"からじゃなくて…"横"や"下"から来る！？

通常の雨は、屋根の上に落ちて、雨どいで流れていきます。
でも台風は、風と雨のセット攻撃。
強風にあおられた雨が、横殴りにサッシの隙間や外壁のすき間に入り込んできます。
場合によっては、地面に近い換気口から水が吹き上げることも。

つまり、「雨漏り＝屋根が原因」とは限らないんです。

じゃあ、どうやって見分ける？

これは、なかなか難しい問題です。
プロの私たちでも「台風の時だけ雨が入る」という現象に、何度も悩まされてきました。

ただ、チェックポイントはいくつかあります：

• 窓のゴムパッキンが古くなっていないか？

• 外壁のコーキングにひび割れはないか？

• 換気口の位置や形状は、強風対策されているか？

台風のあとは、床や壁の下の方が濡れていないかもチェックしておくと安心です。

台風の後だけ水が入る家は、全部NGなのか？

正直に言うと、年に数回の台風のときだけ、一部の窓から少しだけ水がにじむ…
という家は、実はけっこうあります。

大切なのは、構造的に重大な問題なのか、対策できるものなのかを見極めること。

サッシのパッキン交換や、外壁の補修で済むなら、それで十分。
むしろ、その分、価格が抑えられている物件なら、賢い選択かもしれません。

最後に：不安な時は、気軽に聞いてください。

「この家、台風の時どうなんですかね？」
そんな質問、大歓迎です。

「いやー、実は自宅も昔、風で雨が吹き込んで…」なんて話をしながら、
一緒に心配ごとを一つずつ解消していきましょう。

おしゃべりだけでも、気持ちが明るくなるかもしれませんよ〜
お気軽にご相談ください。