2025年5月29日(木) : 【住宅ローン控除】延長しても、控除率が上がっても…
- (2025年5月29日(木) 午前11時19分52秒 更新)
【住宅ローン控除】延長しても、控除率が上がっても…
実は「思ったより戻ってこない」人もいるってホント?
こんにちは。
船橋市で不動産売買を専門にしている「いい家見つかる不動産屋さん合同会社」です。
今回は、マイホーム購入を検討中の方向けに【住宅ローン控除】について、ちょっと現実的な話をしてみようと思います。
「住宅ローン控除って、すごく得なんですよね?」
この質問、よくいただきます。
確かにお得ですし、制度としてありがたい仕組みです。
ただし──
控除期間が長くなっても、借入金の上限が上がっても、控除率が変わっても…
「全部使い切れる人」は、意外と少ないかもしれません。
住宅ローン控除、ざっくり言うと…
住宅ローン残高 × 控除率(0.7%など)= 毎年の控除額
それが一定期間(10年〜13年など)続きます
でも実際に戻ってくるのは、「払った税金の範囲まで」。
つまり…
控除額が増えても「払った税金」が少なければ意味がない?
そのとおりです。
たとえばこんなイメージです:
年収 | 所得税・住民税 合計 | 控除できる額(上限) | 実際に戻ってくる額 |
---|---|---|---|
300万円台 | 約10万円前後 | 最大35万円 | 約10万円(ここまで) |
600万円台 | 約25万円前後 | 最大35万円 | 約25万円(ここまで) |
1000万円超 | 約50万円超 | 最大35万円 | フル活用できる |
住宅ローン残高が大きくても、年収が少なければ「そもそも控除の使い切り」が難しい、という現実があります。
「住宅ローン控除=◯年で◯百万円戻る!」とは限らない
ネットや広告で「13年で最大○百万円戻ります!」といった文句を見かけることもあるかと思います。
でも、それはあくまで【条件をすべて満たした場合の上限】の話。
実際には、
年収
税金の額
扶養控除や他の控除の有無
などによって、戻ってくる金額は人それぞれ。
延長しても、条件が良くなっても「戻る額が増える」とは限りません。
まとめ:住宅ローン控除は「仕組み」より「自分の条件」が大事
控除の制度だけ見て期待すると、少しがっかりするかも?
「最大控除額」より「実際にどのくらい戻ってくるか」がポイント
制度の良し悪しを見るよりも、
「自分の年収で、どのくらい戻ってきそうか?」を把握しておくと、安心してローンの計画も立てやすくなります。
「実際に自分はいくらぐらい戻ってくるのか?」
そんなご相談も受け付けています。
必要であれば、税理士さんと連携してシミュレーションも可能です。
買う前に確認しておくと、資金計画の失敗も防げますよ。
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