2025年5月24日(土) : 「あれ?面積が違う…?」 登記簿と販売図面の面積が違う理由、ちゃんとあります
- (2025年5月24日(土) 午後3時22分46秒 更新)
「あれ?面積が違う…?」 登記簿と販売図面の面積が違う理由、ちゃんとあります
キラキラした生活が出来ると思って、不動産業を頑張っているんですけど、先日アルバムで20代の頃の写真を見て驚きました!!
確かにキラキラしておりました。はい、おでこが広がってキラキラしてました。(汗)現実を受け止めてこの記事を書いています。アハハ(笑)
物件探しをしていると、ふとこんな疑問を持たれたことはありませんか?
「販売図面に書かれている面積と、登記簿に載っている面積が違うのはなぜ?」
実はこの“ズレ”、よくあることなんです。でも、知らずに買うと後で「あれ?」とならないように、今回はその理由を分かりやすく解説します。
■登記簿の面積とは?
法務局に保管されている「登記簿」には、土地や建物の面積が記載されています。
この数値は登記された時点の計測によるもので、古い場合は**“巻き尺で測った”手書きの時代の数値**がそのまま残っていることもあります。
なので、
● 測量精度が甘い
● 境界があいまいなまま計測している
というケースもあり、今の測量とは誤差が出てしまうことがあるんです。
■販売図面の面積とは?
一方、不動産会社が作成する「販売図面(マイソク)」に書かれた面積は、
● 最新の測量図をもとにした実測面積
● 建物の建築確認時の図面をもとにした延床面積
など、**“できるだけ正確な数値”**を記載している場合がほとんど。
そのため、登記簿の情報と比べて
● 数㎡大きい(または小さい)
● 坪数が微妙に違う
なんてことも起こります。
マンションなんかでも販売図面と登記面積が異なっています。
これは、壁の中心で計測しているか、壁の内側で測っているかの違いです。
■どっちを信じればいいの?
これはケースバイケースですが、売買契約書に書かれる面積は「登記簿面積」が基本になります。
一方で、建物の使い勝手や実際の広さのイメージをつかむには、販売図面の面積の方が参考になることもあります。
※ただし、「土地の境界確定測量済み」の物件なら、登記よりも実測面積が優先されることもあります。
■面積の違いが気になる方へ
物件選びで「登記と図面の面積差が気になる…」という方も多いと思います。
弊社では、ご希望があれば
✅ 境界確定の有無
✅ 実測と登記面積の差の理由
✅ それが買主様にどんな影響があるのか(税金・再建築・資産価値など)
をきちんとご説明しています。
■まとめ
登記簿は“昔の測量結果”がそのまま記載されていることが多い
販売図面は“現在の実測や建築計画”に基づいている
ズレがあるのはよくあること。でも意味があるズレです
不動産は、書いてある数字ひとつとっても「背景」があります。
気になることがあれば、遠慮なく聞いてくださいね。話すだけでも気持ちが明るくなるかもしれません。