2025年9月29日(月) : 底地(ソコチ)って何?借地人から見たリアルな悩みと解決策
- (2025年9月29日(月) 午前0時31分48秒 更新)
底地(ソコチ)って何?借地人から見たリアルな悩みと解決策
はじめに
「底地(そこち)」という言葉は地主さん側の用語ですが、実は借地人さんにとっても身近なテーマです。
今日は、船橋市で長年借地に住んでいるBさんの事例を通して、借地人さんから見た“底地”を分かりやすく解説します。
事例:船橋市で借地に住むBさんご夫婦
Bさんご夫婦は、40年以上前に親世代が借りた土地に自宅を建てて暮らしています。
土地は地主さんのもの、家は自分たちのものという形です。
「家は自分たちの持ち物だけど、土地は借りもの。
更新のたびに契約のことや、子どもに相続できるのか心配で…」
こうしたお悩みは、借地人さんによくある声です。
借地人から見た底地の不安
更新料や地代の負担
契約更新の際に「更新料」が必要になることもあります。地代は安いことが多いですが、年々負担に感じる方も。建替えや増改築の制限
大きなリフォームや建替えには、地主さんの承諾が必要です。相続の不安
「子どもが土地を借り続けられるのか?」
「地主さんが代替わりしたらどうなるのか?」
と心配になる方が多いです。
Bさんが直面した問題
Bさんの地主さんが高齢となり、相続の話題が出たときに「底地を売却するかもしれない」と言われました。
「もし見知らぬ人に土地を買われたら、急に条件が変わってしまうのでは…」
と不安になったBさんは、当社にご相談くださいました。
解決の道
底地が動くとき、借地人さんには次のような選択肢があります。
底地を買い取る
土地を取得すれば、建物と土地の権利が一本化。将来的にも安心です。地主さんと同時売却する
底地と借地をまとめて売却し、現金化する方法もあります。高齢になった方に選ばれるケースです。第三者が底地を購入した場合の調整
不安を感じる借地人さんは多いですが、信頼できる不動産会社が間に入り、条件整理を行えば安心につながります。
Bさんの選んだ道
最終的にBさんは、地主さんから底地を買い取ることにしました。
「これで土地も家も自分たちのものになった」と安心され、将来お子さんに安心して相続できる形になりました。
まとめ
借地人さんにとって、底地は「自分の暮らしに直結する大切なテーマ」です。
「更新の不安」「相続の心配」「建替えの制限」など、モヤモヤを抱えている方は少なくありません。
専門家と一緒に整理すれば、解決の道は必ず見つかります。